来賓挨拶 国土交通省四国地方整備局河川部長 鈴木 篤様

国土交通省四国地方整備局河川部長 鈴木 篤様

国土交通省四国地方整備局河川部長 鈴木 篤様

国土交通省四国地方整備局河川部長 鈴木 篤様

ご紹介いただきました国土交通省四国地方整備局河川部長の鈴木でございます。本日は11月18日、土木の日であります。この土木の日に合わせまして宮本武之輔氏の銅像の完成、誠におめでとうございます。

私、実は7月にですね河川部長で四国の地、初めての勤務となりました。前職の時は関東方面に勤務しておりまして、確か4月のことだったと思います。今日ご出席されております高橋裕先生が全国のダムの技術者の集まりがございまして、そこで記念講演をされました。その席上で実はこの愛媛の松山の地で地元の人々が自主的に集まって、こういう銅像を造ろうとしているという話をお聞きしました。非常に「そんなことがやられているのか」と思いつつ、7月にこちらに赴任いたしまして今日この席に呼んでいただきました。

私、四国地方整備局に勤務しておりますので宮本武之輔氏が昔、内務省で河川技術者の先駆者であったというご縁でお呼びに願っていると思うのですが、実は私事ではありますが、大学の土木学科の大先輩でもあり、宮本武之輔氏とそういう関係でもございます。二重の意味で本日非常にうれしく思っております。

学生時代には高橋先生に河川工学の授業を取らせていただきました。先生は河川工学の大家であります。でも、それ以外にも、明治以降の土木技術者の先駆者のエピソードを語るような講義がございましてそれも受けました。その時、二十歳位の若いこれから土木技術を目指す者にとっては先輩のそういった活躍を聞くのは非常になんか心を踊る「これから土木技術、一生懸命やっていこうかな」というような気になるような講義でございました。

昨今、非常に土木、それから公共事業に対して厳しい流れがございます。これから土木技術を志す者、また公共事業と土木・建設に携わる者にとっては、このように非常に先人の方がいて、功績があったという事を顕彰していただくのは非常に心の励みになると思います。またご当地の方々は、この地にこういった偉大な方がいたと、また縁者の方々も自らの先祖と申しましょうか、そういう方にこういう方がいたという事の非常に誉れであろうかと思います。

本日、こういった皆さんの心を奮い立たせていただくような、また、こういう事が今後の発展につながるような、この事業をしていただきました、この『宮本武之輔を偲び顕彰する会』の方々のご尽力に大きな権威を評しまして私のご挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。

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